おやすみ   曲 詩 佐野貴紀
 
冷たい風が乾いた空気が僕の頬を突き抜ける

必死で手を繋ぎ止めた

消えないようにと祈った

 
お月様が顔を隠すよ
せめて明日はまともに生きれますように
 
世界の色が暗く染まる
溜め込んだもの全部吐き出した

あなたのこと忘れてしまう前に おやすみ

 

生きていく意味を探し続けて

だけど何も見つからない

そして目を閉じて夢を見て朝が来るのを祈った

 
灰色の空 街灯の光
小さい溜め息と一緒に今日が終わる
 
世界の色が暗く染まる
積み上げたもの全部崩れた
素敵な思い出を無くしてしまう前に おやすみ
 
ふかふかの雪が積もった
どうか明日も一緒に居れますように
 
やり場のない今日が終わる
溜め込んだもの全部溜めたまま
大事なこと言いそびれてしまう前に 伝えたい
 
あなたのこと忘れてしまう前に おやすみ