朝焼けを待っている 詞 曲 佐野貴紀
澄み渡った空の下
木枯らしが揺れた
冷たくなった風にただ
吹かれていた
また誰かの手を繋いで
飽きたらまた切り捨てて
何もない生活を見て
立ち尽くした
他人の中を覗き込んで
誰かに身を任せ今日も笑っている
花が舞い落ちた季節の終わりは
何故だか心がギュッと染み込んだ
今日が終わればきっと笑えるさ
ゆらゆら揺れていた
金が無いと呟いた
時間が無いと呟いた
つまらないと歌ってたら
つまらない人間になった
何時の間にか陽は暮れて
とりたくもない歳をとって
鏡の前で膝を抱え
夜明けを待っている
闇の中を抜け出して
明日の影を喰い殺した
どんな世界が見えるのかな
どんな世界が掴めるかな
花が舞い落ちた季節の終わりは
何故だか心がギュッと染み込んだ
今日が終わればきっと笑えるさ
ゆらゆら...
叶わない夢も拭えぬ不安も
僕らは今日も足を震わせて
闇の中を抜け出して
未だ見ぬ明日の朝焼けを待っている